
AIを独自の要素技術として確立し、新たな当社の強みを育てたい
ソフトウェア(クラウド)開発 M.T.
2020年入社 | DGSHAPE事業推進室
製品開発
新卒
Roland DGを選んだ理由
学生時代にアルバイトを通じて3Dプリンターに興味を持ち「3Dプリンター・全国・長期インターンシップ」と検索したことが、当社を知ったきっかけでした。それまで、熱溶解積層方式(FDM)の3Dプリンターしか知らず、「おもちゃみたいなものしか作れない」と思っていたのですが、インターンを通じて光造形方式や切削加工機に触れ、視野が大きく広がりました。特に、歯科用ミリングマシンのシリーズで作られたアクリルの歯のキーホルダーを見た時、その精密さに驚きました。「こんなに高精度なものが作れるのか」と感動し、「自分もこの技術に携わりたい」と思ったことが、入社の決め手になりました。

現在の仕事
DGSHAPE CLOUDという当社の歯科用ミリングマシン向けアプリの設計・開発・運用を担当しています。DGSHAPE CLOUDは、当社製品の歯科用ミリングマシンの稼働状況をリアルタイムで把握し分析できるクラウドサービスで、加工履歴や各種メンテナンス状況の可視化、遠隔制御などをサポートします。また、DGSHAPE CLOUDを通じて蓄積されたデータを活用し、ユーザーの生産性向上につながるAI研究にも取り組んでいます。こうしたデータを基に、新しい価値を生み出せるところがこの仕事の面白さだと感じています。
ものづくりの喜びを感じる瞬間
このようにさまざまな業務に携わっていますが、私は設計をすることが好きなタイプなので、設計を通じて得られる喜びが一番大きいと感じています。開発をする際に大切にしているのは、すぐに実装に取りかかるのではなく、しっかりと設計を練ること。もちろん最初から完璧な設計をするのは難しく、試行錯誤の繰り返しは不可避ですが、その中で、「これだ!」と思える設計ができた瞬間が、私にとって最高の喜びです。
後述するAI研究のように目標への道筋を日々見定めながらの業務もありますが、まず自分が扱う問題の本質を知り、そこから目標や目的を導き出すことで、自分のやるべきことを明確化するように心掛けています。
当社だからできた挑戦
「当社だからこそできた」と感じる仕事のひとつに、歯科用ミリングマシンのAI研究があります。IoTやクラウド技術を駆使し、デンタル加工機のデータを蓄積する環境が整っていることで、AIを活用した生産性向上にチャレンジできるのが魅力です。とはいえ、膨大なデータを扱うのは決して簡単ではなく、特にデータの前処理には苦労しています。目的に応じたデータの収集や加工を行う必要があり、現場の理解も不可欠です。そのため、部署を超えて協力しながら取り組んでいます。
実は私自身、入社するまではAIについての専門知識がなかったため、リスキリングしながらの取り組みとなります。日々、学びと研究の繰り返しですが、とてもやりがいを感じています。
実は私自身、入社するまではAIについての専門知識がなかったため、リスキリングしながらの取り組みとなります。日々、学びと研究の繰り返しですが、とてもやりがいを感じています。
チャレンジできる環境があるからこそ成長できる
ローランド ディー.ジー.には、チャレンジできることがたくさんあります。自分が何をしたいのか、どう成長していきたいのかに対して、存分に取り組める場がある会社です。ただし、チャレンジすることは決して簡単ではなく、試行錯誤や苦労も多いです。それでも、試行錯誤を重ねた先に得られる達成感は何ものにも代えがたいものがあります。ぜひ学生のうちに、「自分は何に興味があるのか」「どんなことに挑戦したいのか」をしっかり考えてみてください。そして悩み抜いた末にもし当社を選んでもらえたら、それはきっとベストな選択だと思いますよ!